肌荒れの概要

肌荒れとは医学的にいうと乾燥により角質層がバラバラめくれていることです。

肌荒れで悩む人の多くは、洗顔をやりすぎているのではないでしょうか！？というより、洗顔法が間違っているのです。

特に、にきびができやすい人、つまり皮脂分泌が多めの人が”私、オイリーなのに、なんで肌がカサカサなんだろう”と悩んでいたりする場合は、たいてい洗顔が原因。

確かに洗顔はすべての基本ですが、汚れを完璧に落とすまででよいのに、神経質にゴシゴシこすらないと気がすまない人がいて、必要な皮脂まで取り除いてしまうだけでなく、肌に刺激を与えて、過敏にしてしまうのです。

もっとせっけんを信じなさい、といいたいわけです。せっけんはよく泡立てさえすれば、まったくこすらなくても、泡でなでるだけで汚れは落ちるのです。

ところが神経質になると、指先でゴシゴシやるならともかく、フェイスブラシやスクラブ、ゴマージュなどでこすってしまう。そもそも肌にマイルドではないものだし、肌を刺激するからコワイのです。

さらに角質を取りすぎるのが、またいけない。洗顔が不十分で、古い角質が肌につもっていくのは、角質肥厚といって多くのトラブルのもとですが、肌を薄くおおっていなければならない、新しい角質までそざ落としてしまうような洗顔法は、ひどい肌荒れをひきおこす原因に。

特に、角質を取り除くための化粧水、エクスフォリエーテイング・ローションやゴマージュなどの使いすぎはよくありません。外部の刺激から皮膚を守るものが何もなくなり、カサカサどころかピリピリし、ひどくなると白い粉をふいたようになります。

一度こうなってしまったら、一時的に洗顔剤で洗顔するのをやめ、ぬるま湯だけでよく洗い、お手入れもマイルドな商品をなるべく数少なく使って、様子をみます。肌荒れはほかのトラブルと違って、わりと簡単に回復するものです。

洗顔法のミスによる肌荒れには、アンプルなどによる集中的スペシャル・ケアは通しません。化粧水と美容液を使って十分に保湿して、しばらく経過をみてみましょう。